【松山→山口】二泊五日で五県を回る旅をしてみたら分かっちゃいたけど辛かった Part 3
二泊五日で近畿・四国・中国地方の五県を回るこの旅。
静岡から京都経由で松山へ。道後温泉を堪能し一泊した次の三日目は、山口県に向かいます。
Part 2はこちら↓↓↓↓↓↓
4月28日(土) 松山から山口へ
06:00 チェックアウト
早いですねー。5時起きの6時出発でございます。早朝の松山市駅はほとんど人もおりません。
06:15 松山市駅
ここから昨日とは別の、路面ではない電車で移動です。
ホームで電車を待っていると、ガチャガチャがありました。電車のホームにガチャガチャなんて珍しいなーと思いながら商品を見ると、道後温泉本館のフィギュアが!これはやるしかないでしょ。
どうやら建物が3パーツに分かれているようです。
これはもちろん正面玄関が欲しい。300円。ガチャガチャ…
まあそうですよねー。そんな気はしていましたよ。
昨日くまさんが見つめていた建物の後ろ側ですね。↓
といってもこちらの建物、又新殿(ゆうしんでん)といって日本で唯一の皇室専用の浴室のある建物だそうで、そんながっかりしてもいけません。やはり3つコンプしてこそのガチャガチャみたいですね。いいお土産ができました。
06:55 三津駅
松山市駅から電車で15分ほどでだいぶ田舎な感じのとこにきました。
今まで観光地など人がたくさんいるところにずっといたので急に静かになった感じです。こういうところの方が落ち着きますね。
この駅を降りたところでもお遍路さんとすれ違いました。歩いてこれからどこのお寺に行くのだろう…
ここからは歩いて海の方に向かいます。
普通な住宅街を通り抜けるものだと思っていましたが、
なんか雰囲気がある。
三津浜商店街といって、昔はアーケードもあったそうです。
最後の文章が1日中たくさんの人でにぎわっていました、と過去形なのが寂しいですね。それでも石畳が敷いてあるからお洒落感でてますし、早朝だったので分からなかったのですがお店は全然あったと思います。
07:15 三津浜港
駅から歩くこと15分ほどで港に着きました。
ここからはフェリーで移動です。
チケットを買いに行くと、意外と人がいるんですね。しかしそれでも家族連れやキャリーバッグを持った帰省中っぽい人や仕事中な感じの人、私のような遠方から旅行でひとりで来ている人がどれくらいいるのか気になるところです。
今回は特別割引期間で3,190円でしたが、通常は3,600円のようです。
出発20分前位から乗船が始まりました。
フェリーの中は指定席とかではないのでみんな自由に好きな場所を取っていきます。座席が2階と3階にあり、ごろ寝スペースもあったんですがこれが嬉しかった。
さよなら松山。そしてさよなら四国。
しかしフェリーに乗るのなんていつぶりか。甲板が気持ちいい。
旅行の交通手段でまず考えられるのって飛行機とか新幹線でその後高速バスもあるかって感じでなかなかフェリーを選択する人もいないのでは。もっと長距離移動でフェリーを使ってみたいと思いました。
揺れも少なく快適!
10:30 柳井港
時間ぴったりに柳井港に着きました。
本州戻ってきました。そして、山口県初上陸です!
山口県東部を観光
10:35 柳井港駅
柳井港から目の前、信号なければほんと歩いて1分ぐらいの位置に駅があります。
港という字が入る駅名なのに、背景は山間の農村のような写真。ギャップがいいです。
一駅なら歩けるかとも思ったのですが、調べると40分かかるそうでさすがに電車にしました。PASMOは使えませんでした。
柳井に着きました。柳井といえばこちら!
11:05 白壁の町並み
柳井駅に着き、歩いて10分もしないくらいで白壁の町並みへと着きます。
名前の通り、白壁の家がずらりと並んだ国の重要伝統的建造物群保存地区です。
実に綺麗。人もそこまでおらずゆったりとした時間を過ごせます。
11:15 甘露醤油資料館「佐川醤油蔵」
蔵の中も自由に見学ができました。中はすごい醤油のにおいです。なんのにおいなんですかね。酵母のにおい?
様々な番組で来ているようで有名人の写真が多く飾ってありました。
蔵を出たらなんかめっちゃ見てくるので撮ってあげた ↓↓
11:25 木阪賞文堂 白壁店
白壁の町並みで一番気に入ったのがこちらのお店。
柳井の民芸品である金魚ちょうちんのグッズを売っているお店なのですが、金魚ちょうちんをイラスト化したときのキャラクターのデフォルメ加減がめっちゃかわいい。町には赤い金魚しかいないのですが、グッズではいろいろな色に展開されててそれがいいシリーズ感を生んでいます。
とりあえずクリアファイルを購入。クリアファイルは収集しているので…
紙袋に入れてもらいましたが、この袋もクラフト感とシンプルなキャラクターの相性がすごいいい。非常にグッズのデザイン性が全体的に高かったです。
そんな感じで柳井の町をぶらぶらしていると、駅前の町並みもレンガで道が舗装されていて綺麗でした。
ということで移動します。滞在時間1時間です。基本移動ばっかに時間がかかる旅なので後の時間を気にして観光の時間が短くなりがちなこの旅です。
11:45 柳井駅
ここで選択を迫られます。
この後錦帯橋に行きたいのですが、自分の中で交通手段に3つの選択肢がありました。状況的には時間的にも朝おにぎり一個しか食べていないのでお腹が空いている、なおかつなるべく早めに目的地には着きたい。
選択肢は、
案1.岩国駅で降りてそこからバスで錦帯橋へ向かう。ご飯は錦帯橋で。
案2.岩国駅で降りてとりあえずご飯を食べて徳山線で川西駅まで行ってそこから錦帯橋まで歩く。川西駅から錦帯橋までは歩いて20分ほどみたいなので全然歩ける距離である。
案3.岩国駅から川西駅まで駅を出ずにそのまま乗り換えて向かい、ご飯は錦帯橋で食べる。
悩んでいると、気づいてしまった。この3案で交通費が違うことに。
案1が一番高いのは知っていたのですが、案2と案3でも一回改札を出るか出ないかで110円も違うんです。110円あればおにぎり一個買えますよ。案1と案3では200円以上違います。
基本交通費はなるべく安く安くしていきたい旅なんでこういうどうでもいいちっちゃなとこでケチりたくなるんですよね。
そして乗車。
ん!?到着時刻13:18ってどういうことだ?そんなに距離はないはずだ。
…そうか岩国駅での乗り換えに40分以上かかるんだ。
駅の運賃表を見ただけで判断してしまったのでそこまで頭が回らなかった。普段ならまあ待つかとなっているところだがめちゃくちゃお腹が空いている状況でそれはきつい。PASMOが使えなくて切符を買ってしまったから払い戻しもきかないし、予想だが駅の改札内に売店がある感じでもないであろう。少し安く行けるじゃんやったーってなった後のこれだからちょっと落ち込みました。
せめてもの暇つぶしに岩国駅のホームとかに喫煙所があればいいのですが…
岩国駅に着くと、
あった。
これ山口県に着いてから気付いたんですけど通り過ぎるほとんどの駅でホームに喫煙所があるんですよね。これ普通なのかもしれないですけど普段利用している静岡県の駅には全然ないので驚きました。喫煙者としては嬉しいながらも分煙が進んでないのかなと思ったり。
ホームには次乗る電車がすでに着いていたので座ってわりと退屈せずに待てました。
というわけで、着きました。
13:20 川西駅
しかしすごいところにある駅だ。
駅を出ると、近くにスーパーがありました。
地元のスーパーですかね。スーパーは旅行だとスルーされるとこかもしれませんが、その場所の地域性が観光地よりも色濃く出る部分があるので意外と面白いんですよね。お総菜コーナーに行ってみると、お店みたいに見えるところで鉄板でお好み焼きを焼いていた。広島県に近いからか。とりあえずびっくり。
せっかくなので今日の晩酌用にと地酒を買いました。
「五橋 本醸造 生酒 494円」
さぁ錦帯橋へ向かいます。
見えてきました。
車が邪魔だなー。ちなみに次の日は錦帯橋祭りだそうです。ということは祭り当日はこの手前の白線まで車が埋まるのか、人すごそう。今日じゃなくてよかった。
13:45 錦帯橋
錦帯橋に着きました。川西駅からは歩いて結局15分くらいで着けました。
さあご飯を食べましょう。
13:50 橋の駅 錦帯橋「展望市場」錦帯茶屋
いい景色ですねー。錦帯橋を見ながらご飯を食べることができます。
他のお客さんがおらずほんと独り占めのような感じでした。
「橋の駅 錦帯橋 「展望市場」 錦帯茶屋 ¥1,350」
→岩国寿司 600円、冷酒 黒松 750円
せっかく岩国に来たので岩国寿司を食べてみました。ちらし寿司の押し寿司といった感じ。ごめんなさい語彙力がなくてそれしか言い表せない…
日本酒も頼んだらまさかの瓶できました。ひと瓶300mlか。1.5合ちょい。この空きっ腹でのめるかなと思いつつ景色見ながら長居してたらいつの間にかなくなっていました。
しかし景色が綺麗なんで写真撮りたいんですがなんせこの窓の模様があってうまく撮れないです。
なんて思いながら店を出ると屋上があってちゃんと撮ることできました。
構図が難しい…大してうまく撮れなかった。
さぁ、ご飯も食べたことだし錦帯橋を渡りましょう。
14:55 錦帯橋
入橋料は300円です。まさか片道300円?と思いながら買うと、チケットに復路用の半券がくっついていました。これをなくしたらダメですね。
しかしちょっと酔った。
止まって写真を撮ろうとすると意外と揺れるんでその揺れで気持ち悪くなる…
橋を渡り終えて右に曲がると、佐々木小次郎の像があり、牡丹園があり、神社があります。
国の重要文化財か、お参りしておこう。
お賽銭20円。二重にご縁がありますように。ここは神社なので二礼二泊一礼です。その前後に軽く一礼するようにも書いてありました。
岩国にもお城があってロープウェイで行きます。
…すいません乗ってません。
松山に続いてですがロープウェイに乗る=すごい時間がかかると計算してしまい止めました。
その代わりに入ったのはこちら、
15:20 岩国シロヘビの館
なんでシロヘビと思いましたが、岩国に唯一生息しているみたいです。
ここで勉強したことは、シロヘビはアオダイショウの突然変異であり、ほかの地域でも突然変異でアルビノが産まれることはあるが、一代限りである。しかし岩国ではシロヘビが継続して産まれる。なぜ岩国でそうなったかは未だに謎である。
爬虫類とかは割と好きなんですが、それでもヘビを動物園とかで見るとちょっと引いてしまうんです。しかしシロヘビではそうならなかったのは色なのか、シロヘビのご利益にあやかろうとした自分のがめつさなのかそれも謎である。
そして、シロヘビの館を出て錦帯橋方面に公園を進んでいくと、人だかりができています。
15:55 食事処むさし
有名なソフトクリーム屋さんですね。165種類ってもう訳がわからない。
行列に並びながら迷いに迷った上、錦帯せんべい味。せっかく錦帯橋に来たので。安易、決め方があまりにも安易。口的にもちょっとしょっぱい系の味がよかったので。
「食事処むさし」→ソフトクリーム 錦帯せんべい 400円
食べてみると、所々せんべいのサクッとした感じがあってうまい。
しかし想像していたしょっぱさが…ない。あーせんべいっていってもあっち系か。
その後おみやげ屋さんに行って見てみると、醤油系とかではなくて甘い系なんですね。先におみやげ屋さんで見ておけばよかった。せっかくなんでおみやげも錦帯せんべいにしました。
さぁ戻りましょう。
わりと日も傾いてきました。
夕日に映える橋ですね。さすが日本三名橋のひとつです。
他のふたつは東京の日本橋と、長崎の眼鏡橋です。こういう日本三大とか四大とかで数字でくくられるものが好きなんですよね。ちなみに錦帯橋は日本三奇橋のひとつとも呼ばれています。
そろそろ駅に戻りましょう。
16:25 錦帯バスセンター
自販機でチケットを売っていました。
錦帯橋へは新幹線の新岩国駅からもバスがでていますし、広島から高速バスも出ていました。さすがに山口を代表する観光地。
バスで岩国駅へ戻ります。
17:00ぴったり、岩国駅着きました。このポスター好きです。
少し夕飯には早いですが、飲みに行きましょう。
日本酒を飲みたいのですが、山口の岩国といったらやっぱり獺祭。雁木とか東洋美人ってのも飲んでみたい。地酒が飲めるお店はないか。
17:10 岩国縁家
駅近くに良さげなお店を発見!
とりあえずはビールとレバーの葱塩がけを注文。
そしてお待ちかねの地酒はまずは獺祭を注文。れんこんのはさみ揚げもつまみで。岩国れんこんというのが名産であるそうです。
獺祭は一合サイズのおちょこで来ました。
なかなか多いな。この後雁木もあったから頼もうと思ったのに獺祭一合飲んだらもう無理だな。そんなお酒強い訳でもないので、もっと小さいグラスで来ると思ってたからなー。結局一杯でやめました。
味は非常に美味しかった。料理も美味しくて全体的には満足です。
「岩国縁家 ¥2,818」
→生ビール 490円、レバーの葱塩がけ 390円、獺祭 990円、レンコンのはさみ揚げ 390円、くんせいポテトサラダ 390円
お店を出てこの日最後の電車移動をしましょう。
と、その前にヤマダ電機に寄り道。
やはり夜写真を撮るには三脚がないと無理とわかり急遽三脚を調達です。
悩むのは良い三脚を買ってしまうか簡易的なコンパクトなサイズの三脚にするか。迷った結果荷物がこれ以上多くなるのは嫌だったので小さいのにしました。
19:05 岩国駅
県をまたぐのに近いなー。
広島県近いからか、さっきの居酒屋さんの店員さんはみんなカープのユニフォーム来ていましたし、岩国駅付近でもカープ色がすごい強かったです。
では、さよなら山口県。
次回広島県です。
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【広島・大阪】二泊五日で五県を回る旅をしてみたら分かっちゃいたけど辛かった Part 4 - ゴシタビ
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