意外とあった信州の方言紹介中
こんにちは。
先日、パソコン漁ってたらこんなの出てきました。
「信州方言豆知識」
けっこう前に長野のお土産屋さんで売っていたせんべいの包装紙で、地元からのお土産にちょうどいいと買ったやつです。なんかネタにもなりそうだなと思って。
長野から県外に出ていろんな県の人と話したりしてると、長野ってけっこう標準語なんだねって言われることが多いです。たしかに訛りとかはとくにないしそこまで語尾に特徴があったりするわけでもないのでそう思われるんですが、その中でも使っていた方言は多少あるので紹介していきます。
信州の方言
信州の方言といっても、一括りにしてしまうと正直全然知らないし使わないものが多いです。
信州は全国でも4番目の大きさを誇る巨大県。北信・中信・南信・東信の4つに大きく分けられ、しかも山が多く地理的に山で分断されているところも多いので方言も全然違うんですよね。
私は地方でいうと南信が地元なのですが、「長野県出身です」ってなって「あー僕もなんです」って言って意気投合して、どこですかってなって北信とかだと一気に違うとこのように感じてしまう…
ということで南信出身の私が実際使っていた方言シリーズ。
うつかる
寄りかかることです。
これは方言だと全く疑わずに使い続けていた言葉です。小学生の時とか「壁にうつかるな!」とかよく注意されてました。未だに使ってしまう方言でもあります。
ごしたい
疲れたの意。
このブログのタイトルにも使っている言葉です。使用頻度も高い方言です。
ずく
これは長野県の方言としてもテレビで紹介されていたりで有名なものではないでしょうか。
意味がうまく説明できないというなぞの方言。使い方としては、「ずくを出せ」とか「お前ずくがないなー」とか言うんですが、「やる気出せ」と似たような感じだけど何か違うという、説明の仕様のない言葉なんです。
ずくを説明しようとしても結局ずくでしか説明できないなぞの言葉、「ずく」でした。
前で
前のことです。
電話で待ち合わせとかで「どこにいる?」「◯◯の前でにいる」とかそんな感じで使ってましたかね。絶対“で”いらないですよね。もう自分ではあまり使わないですが、これは実家帰ったときに親がめちゃくちゃ使ってて違和感MAXでした。
だら、ら
「〜だよね?、でしょ?」みたいな感じで疑問文の最後に「〜だら?」とつけます。
これはめっちゃ使います。現在静岡県に住んでいるんですが、静岡でも同じ方言があるので今もずっと使っている方言です。
でも実際よく使っていたのは「何してただ?」みたいな「だ」だけで質問するパターン。これが一番しっくりくる。けっこう今は静岡の方言混じっちゃってます。
こずむ
お茶とかが底に沈殿している様子を指します。わりと長野じゃなくても使っているところは広範囲であるようです。「こずむ」はこずむ意外表現のしようがないくらい使ってます。
ごた
「このごたっ小僧が!」みたいな感じで怒られるやつです。やんちゃとかいたずら小僧と同じ意味合いです。「あの家の小僧がごたっ小僧でなー」みたいな近所の会話でよく言われるやつ。
なから
だいたいと同じ意味で使います。「なからいいんじゃない」とかそういう使い方ですね。
たたる
祟りとかじゃなくて建物が建つことをいいます。「あそこまた家たたったみたいだね」とか。
鍵をかう
鍵をかけるの意味ですが、鍵はかうものだしボタンもかうものです。
よせる
洗濯物を室内に取り込むことをよせるといいます。親に「洗濯物よせといて!」って何度言われたことか。しかしびっくりしたのは私わりと歳の離れた兄弟がいるのですが、親が弟に「洗濯物よせといて!」と言ったところ、きれいに物干し竿の端に洗濯物が寄せられていたらしいです。年代によって方言もなくなっていくんだなと思いました。
実際、ここに書いてある方言ですが、まったく使わないなんてものもあれば、聞いたことあるけど使わないとか、おじいちゃんおばあちゃんがよく使ってるわーとかそういう言葉も多いです。
この中ですと、
「ほいだもんで(意:だから)」とか「おめさん(意:あなた)」とか「めた(意:余計に、どんどん)」、「しょう(意:衆)」、「〜かや?(意:〜かな?)」
なんていうのは近所の温泉行ったらよく聞こえてくる言葉ですね。あんまり若い人が使っているイメージはないです。
実際使われていないなーというのもあって、
長野県では給食のとき「ごちそうさま」と言わず「いただきました」と言うっていうのはテレビで見たことありますが、実際「いただきました」を言わないこともありませんでしたがほとんどは「ごちそうさま」でした。
学校のクラスも「1年2組」ではなく「1年2部」というのも嘘ではありませんがわりと組の方が多かったです。
方言は好きです。方言女子とかも好きですし、方言の話は鉄板で絶対盛り上がります。
でも実際自分も県外でたりして使わなくなった方言とかもあって、弟には伝わらない方言もあったりでどんどん方言もなくなっているんではないかと思います。
それはテレビやネットが発達してくればそうなるのは当たり前なんですが、なんかそれも寂しい気がします。地元帰ったときはなるべく方言でしゃべろうかな。
そんな感じでまとめたところで方言まとめ終わりです。長野に行った際はぜひ参考に。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
以上「意外とあった信州の方言紹介中」でした。