【十二湖・能代】一泊四日で静岡から東北へ、旅行という名の長距離移動 Part 3
1泊4日で静岡から東北へ行って帰ってくるこの旅。
東京を経由し秋田着。秋田駅からリゾートしらかみに乗って不老ふ死温泉に行った後、十二湖散策へ行きます。そして能代で一泊します。
(2017年の旅行です。)
Part 2はこちら↓↓↓↓↓↓
4月28日(金)十二湖散策
16:30 奥十二湖
奥十二湖でバスを降り、青池へ向かいます。
しかしほんとに人がいないです。言ってもそこそこ有名な観光地のはずなんですけどね、まあゴールデンウィーク前の平日だからしょうがないか。
少し迷いつつバス停から10分も歩かないうちに青池に着きました。
16:40 青池
その名の通り色の青さで有名な池です。
バスの運転手さんにも昼間の方がきれいだよとか言われていたのでそこまで期待はしていなかったのですが、思った以上に青かった。
写真では上手く伝わらないですが、なかなか普段自然では見ることのできないようなまるで人の手でつくったかの様な青色でした。この池が青く見える原理は完全にはわかっていないみたいです。
季節によっても時間によっても角度によっても見える青さが違うようなので、いつきても違う青池の表情を見ることができます。
と、いうことは今私が見ている青色はほかに誰も見ている人がいないんだから逆にレアじゃないかと無理やりプラスに考えてみました。
青池を見た後は少し林の中を歩きつつ他の池も回りました。
しかしバスを降りてから誰ともすれ違わない孤独の中、そして少しずつ薄暗くなる中、林を歩くのもなかなか怖いです。
なんか今にでも野生動物が飛び出してきそうな雰囲気です。
ガサッと音が聞こえたような気がしたものならハッと後ろを振り返ってしまいます。もう早くこの林を抜けたいと歩くスピードも早くなります。ほんとチキンで情けない。
16:55 沸壺の池
こちらの池も青っぽく見えますね。
ちなみに十二湖は、ただ12個湖があるから十二湖という名前ではないっぽです。
十二湖という名称は広大なブナの森に点在する33の湖沼が、「大崩(標高694m)から見ると湖沼数が12に見える」ということに由来するとも言われているが、詳しくは分かっていない。ただし、偶然にも面積が10,000m2を超える湖沼数は12となっている。
「十二湖」 『ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典』
最終更新 2017年7月25日 (火) 09:05、URL: http://ja.wikipedia.org
33個も湖や沼があるんすね。
地名の由来というのもおもしろいものです。
沸壺の池を見てすぐコンクリの道に降りてきました。
この旅が予定通り何も起きませんように。
この近くに十二湖庵という茶屋があったのですがさすがに閉まっていました。
壁に張り付いてる苔を撮ったらなんかいい感じになった。
17:20 森の物産館 キョロロ
もう日も傾き始めたのでおみやげ屋さんでバスが来るまで待つことにしました。
「白神バーム アップル ¥540」
青森県にきたのでりんごっぽいものを。りんごはアレルギーで食べれませんがりんご味なら大丈夫。そこそこいい値段しましたね。
バスは18:10なので40分以上待つことになってしまいました。
もちろん他にお客さんはいません。店じまい始まっちゃうし、バイトの人あがっちゃうしなんかすみませんって感じでした。
もっと十二湖周辺を探索する予定だったので時間足りないくらいかなって思っていたら全然予定と変わってしまいました。
十二湖はぜひ明るいうちに!いい経験になりました。
バスに乗って十二湖駅に戻ります。
帰りのバスも行きと同じ運転手さんとおしゃべり。青池はちゃんと青かったよって伝えてあげました。
18:30 十二湖駅
売店も閉鎖されています。
リゾートしらかみと合わせても一日片道8本しか通っていないんですね。
この電車を逃したら2時間近く待たなければいけない、恐るべしローカル線です。
でも逆にこのローカル線に人を呼び込んでいるリゾートしらかみの観光戦略ってすごい成功してるなーと感心です。
能代まではリゾートしらかみで戻ります。車両は朝と同じ「青池」でした。
車両独り占めのように見えてふたり私のほかにお客さんいました。
乗車時間は約1時間でしたがほとんど寝てしまっていました。
4月28日(金)能代で一泊
19:50 能代駅
本日二度目の能代駅。戻ってきました。
駅には地元の高校生がたくさんいました。駅前で何時間ぶりかの一服をしているとすごい見られているような気がする。でかいリュックを背負ってカメラを首から下げた自分があやしかったのかな。
20:20 ホテル大原
駅から歩いて15分ほどのところにあるホテルです。
途中イオンで晩酌用のお酒やおつまみを買ったのでこの時間です。
楽天トラベルでポイントを使って素泊まり3,700円で泊まらせていただきました。
ひとりには十分な広さです。部屋も綺麗でした。
さあ休憩もそこそこに飲みに出ましょう。
めちゃくちゃ店選びを迷い、何分かずっと飲み屋を探して歩いていました。
能代駅の近くにはほとんど飲み屋はなく、歩いて10分ほどの商店街付近に集中しています。
そして決めたお店はこちら、
20:50 でん吉
お店に入ると、グループで来ている人たちが座敷にひと組だけでカウンター席にひとりで座らせてもらいました。
何を頼もうかと悩んでいると、「お客さん、今日はいいカツオが入ってるよ!」と大将が声をかけてくれました。
うわーこういうの言われてみたかった。あまりひとりで居酒屋に飲みにもいかないのでなんかカウンター越しにこの言葉かけられるのが少し大人になった気分です。
ただカツオは今住んでる静岡でもけっこう食べれるけどなーと思いながらもせっかくなので日本海のカツオをいただきました。
次にオススメされたのは山菜のてんぷらです。海の幸の次は山の幸。
ただ山菜のてんぷらは地元の長野でもけっこう食べてたけどなーと思いながら注文。
しかし出てきたのはぼんなと呼ばれる山菜。聞いたこともなかったのですが、秋田ではわりと有名な山菜のよう。秋田っぽいものが食べられました。
あ、秋田っぽいといえば「いぶりがっこ」を頼むのを忘れていた。名前は知っていたけど食べたことがなかった。食べてみるとこれがうまい!この日からのみ行く時いぶりがっこあったら頼むようになりました。
いぶりがっこをつまみに地酒をいただきましょう。
頼んだのは「橅のいぶき」と「能代」です。
せっかく飲んだのに味のレポートが全く残っていなかった…もっと日本酒勉強しよう。
飲んでいる間は、お店の方とずっと話していました。
静岡から来ましたと言ったらすごい興味をもってもらえて話が盛り上がりました。
やはりバスケの街ということなので、能代工業の話をしたら最近はあまり強くないと残念がっていましたが、高校バスケの結果を知っているなんてやはりこの街にはバスケが浸透しているんだなと改めて実感です。普通自分の子供がバスケ部に入ってるとかじゃないと試合結果なんて知りませんからね。
その後もお店の方と話をしていると、ふいに「秋田ってやっぱ方言強い?」って聞かれました。
私→「あ、話してても全然方言分からないですよ。ただ…後ろで話している人たちの会話は全く聞き取れないです。」
そうなんです。私の席の後ろの座敷に地元らしき人たちがグループで飲んでいたのですが、会話を少し聞いてみようと聞き耳をたてても、なんの話をしているか全然わからないんです。
大学時代は様々な地方から来ている人がいて、秋田の子もいましたがやはり他県の人と話すのではそこまで方言はでてませんでした。内々の人と話しているのをしっかり聞くと、やっぱ東北の方言はすごいんだなというのを身をもって体験しました。
「でん吉 ¥4,182」
→鰹の刺身、山菜のてんぷら(ぼんな、こしあぶら、天然せり)、いぶりがっこ、日本酒(橅のいぶき、能代)etc..
22:50 ホテル大原
なんだかんだひとりで2時間近く飲んでいました。
宿に戻り、今日の復習と明日の準備をしながら晩酌します。また飲むんかい。
能代のイオンで買った喜久水酒造の「喜三郎の酒」と、十二湖のお土産屋で買った「玉子ガニ」で一杯。
布団がとてもありがたい。今日はゆっくり寝れます。
4月29日(土)能代の街を散策
08:30 チェックアウト
7:30起きの8:30出発、そこまで早くもないですかね。
外はあいにくの雨ですが、歩いて移動します。
08:40 秋田県立能代工業高等学校
昨日居酒屋の方に地図を描いてもらって教えてもらい見に来ました。
今日は土曜日なので学生さんはいませんでした。ここがSLAM DUNKで山王工業のモデルとなった学校ですね。あの日本人初のNBAプレイヤー田臥勇太の出身校でもあります。
とりあえず能代工業はなんか来てみただけなので、駅に向かいつつ能代の街をぶらぶらします。
08:55 旧料亭金勇
見学はしていませんが、国の登録有形文化財に登録されている建物だそう。
前まで料亭だった建物ですが、現在は展示会とかイベントで使われるそうです。
マンホールがバスケットボール。
サイコロの目がバスケットボール。
シャッターにもバスケットボール。
ほんとに見渡す限り何かしらバスケがモチーフになっています。
NBA選手の壁画もちらほらありました。
こちらレブロンですね。アートっぽいデフォルメが施されています。
まさかこの後すぐアービングがセルティックスに移籍をしてしまうとは…
こちら行きたかったのですが時間が合わず通り過ぎるだけになってしまいました。
バスケ関連の書籍や雑誌・コミック・グッズなど取り揃えているそうです。
バスケットボールはやはりどこか人気がないというかあまり注目されていないスポーツ。競技人口はけっこう多いんですけど、知名度が全然なんですよね。
ここまで町並みにバスケが溢れているとなんか歩いてるだけで嬉しくなります。
しかしバスケだけでは町おこしは難しいらしく、居酒屋の人も話していたのですが駅前からどんどん郊外へ人が流れていってしまっているみたいなんですよね。東能代にイオンができるという計画もあるみたいですし。
秋田は今年ノーザンハピネッツがB2からB1に昇格しましたし能代で試合も行われますからバスケと一緒に盛り上がっていって欲しいです。
そして、能代駅につきました。
09:10 能代駅
バス停もバスケットボールです。
今日はここ能代駅からまたリゾートしらかみに乗って青森市を目指します。
秋田から青森行って秋田帰ってきてまた青森いくという何とももったいないスケジュール。ただ能代に近くに居酒屋がありそうな安めの宿があったというだけです。フリーパスなんでそんなに値段を気にすることもないですからね。
続きはPart 4へ!
Part 4【リゾートしらかみ・青森】編へ→
【リゾートしらかみ・青森】一泊四日で静岡から東北へ、旅行という名の長距離移動 Part 4 - ゴシタビ
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