ゴシタビ

旅とかデザインとかいろいろ

乃木坂知らなくてもデザイン好きならだいたいぜんぶ展行ったらいいよという話

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こんにちは。

4月6日(土)ソニーミュージック六本木ミュージアムで行われている「乃木坂46 Artworks だいたいぜんぶ展」へ行ってきました。

その名の通り、乃木坂46の結成からのCDジャケットやミュージックビデオ、衣装など膨大な数のアートワークをだいたいぜんぶ展示している展覧会です。

ソニーミュージック六本木ミュージアムこけら落としとしても1月11日から始まっているこの展覧会。絶対行くとは決めていたもののずるずると行けず3ヶ月、ようやく行くことができました。

 

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念願のだいたいぜんぶ展、最初にまず感想を言ってしまうと、めちゃ楽しかった。

まあそれは自分の好きなグループメインの展示会がこの規模で行われていればうれしいしたのしいし大好きになるのは当然ですが、もうひとつこの展示会がよかった要員として、デザインの面で非常に興味深い資料が数多く展示されていたことにあります。

クリエイティブな部分でも注目されている乃木坂46。そんな乃木坂のCDやMVができるまでの過程を見ることができるだいたいぜんぶ展。乃木坂を知らない人でもデザインの仕事や現場に興味がある人なら全然楽しむことができ、そして勉強になる展示会でした。

だいたいぜんぶ展のディレクターは「MdN」の編集長

なぜそこまでデザイン性の高い展示会になっているか。その理由がこの展示の企画の指揮をとっているのがなんと「MdN」の編集長なんです。

「MdN」とはデザインとグラフィック専門の情報誌です。デザインに携わっている人なら誰でも知っているであろう有名な雑誌。そんなMdNも平成の終わりとともに休刊してしまったのですが…

実際だいたいぜんぶ展にMdNが関与しているということを知ったのはわりと最近のことで、乃木坂46のプロデューサーでもある今野さんとの対談記事を読んで知りました。

たしかにだいたいぜんぶ展開催前にグッズが発表されたとき、えらいデザインがしっかりしているなとは思ったんです。ライブのグッズとはあきらかに違うデザイン性、ついにグッズのデザインに本格的に力をいれてきたなと。力入れているとかではなかったですね。デザイン&グラフィックの超一流がつくっているデザイン展でした。

 

ということで前置きもここまでに展示会の中へと入っていきます。

 

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入り口からはいって最初の部屋は写真撮影可能なスペース。

撮影スタジオのようになったフォトスポットがあります。

 

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おそらく等身大であろうパネル。みんな小さかった…

この部屋で次の部屋で映像を見るために人数制限をしていて、多少並びます。次の部屋では数分の映像の中にクリエイターたちからのコメントが流れていました。その後、展示スペースへとはいります。

乃木坂46グラフィックデザインを学ぶ

まず展示されていたのは乃木坂のロゴ。テンションあがるのがロゴコンペをおこなった際の落選案が展示されているということ。

やはり見慣れているからか現在のロゴが一番洗練されていてほかの案と比べても突出しているように思えました。

けっこうアニメのタイトルに使われそうなフォントだったり、スポーツチームのロゴ風だったり立体的な案が多かったです。やっぱり現行のシンプルなフラットデザインにまとまった感じですね。汎用性も高いですし。

しかしやはりプロの仕事というかすべてのロゴがちゃんとまとまっていてうまいなーという印象でした。

 

その後はCDジャケットについての資料が続きます。

CDジャケットの写真を撮る際のセットの指示書や、ロケに出るときのロケハンの資料、写真とロゴを組み合わせた配置案など普段は見れないような資料が多々展示されていました。

写真がうまく決まらないときは、もう一回撮り直しに行くというこだわり。写真の選定についても、棚にはずらりと並べられたアザーカットがあり何百枚という写真の中から選ばれていることがわかりました。CDジャケットもひとつの作品として、プロが本気で取り組んでいるかがわかります。

 

もうひとつCDジャケットで重要なのがロゴ。

曲名のタイトルロゴがシングル、アルバム合わせて全部壁に描かれていました。

意外とCDジャケットを見ているだけではなかなか注目しないタイトルロゴ。ロゴ単体で見せられると、こんなロゴだったのかと新たな発見があっておもしろいです。

制服のマネキンとかこんな細字のフォントだったんだとか、ジコチューのロゴは普通に丸字のフォントかと思っていたのですが「K」の文字だけすごい個性的だったりだとか…

ちなみに自分が一番好きなのは「何度目の青空か?」ですかね。

 

まだまだCDジャケットのコーナーは見所がたくさん。

この日一番テンションのあがった展示がありまして、それがジャケットの赤入れ資料。修正指示の資料です。

なかなか赤入れ資料なんて見れるものではありませんし、どのような指示がされているかとかすごい興味ありました。

これが何度目の校正かとかはわかりませんでしたが、細かいところまで修正指示がだされていました。

JANコードのつらをこの文字に合わせてとか、この部分を若干マゼンタ抑えてとか、メンバーのバックにあるライトの色を変えて、それに伴ってメンバーの髪に反射している光の色も変えてとか。

見ていてすごく勉強になりましたし、もっといろいろな赤入れ資料を見たくなりました。

 

さらに色校の資料もありました。色見本と実物の色を見比べるというなかなか踏み込んだ資料です。

ほぼ差はないということでしたが、正直違いはありました。しかしここまでの資料から色についてはとても気をつかっていることはわかっているので、やはりドンズバに完璧一緒の色を出すというのは無理なのかという印刷の難しさを知りました。

何百万と出されるCDですから全部デジタル印刷というわけにもいかないでしょうし…

 

CDのレーベルや帯のデザイン資料もあったりと、細かいところまでひとつひとつこだわってつくっているということが伝わってくる展示でした。何にでも言えることですが、デザインというとメインの表紙だったりそういう部分ばかりに目がいってしまいますが、表示とかCDでいうと裏のクレジットなど表記も文章を打ち込んでバランスをとっている人がいるわけで、そういうところにもこだわっていることに気づいて欲しいというメッセージもあるんではないかと勝手に解釈しました。

 

ここまでで展示会もまだ最初のコーナー。

長くなりそうなので2回に分けます。

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続きは次回です。