今年の花火締め、諏訪湖新作花火大会行ってきました。
こんにちは。
9月1日、長野県諏訪市の諏訪湖で行われる「全国新作花火競技大会」を見に行ってきました。
9月に花火大会?という感じですが、延期とかではなく毎年9月の第一土曜日に行われています。
諏訪湖の夏は花火一色です。7月の終わりから1ヵ月以上毎晩800発の花火をあげる「諏訪湖サマーナイト花火」があり、お盆の8月15日には、国内屈指の花火大会「諏訪湖祭湖上花火大会」があります。
そして、そのお盆の花火大会と並ぶ諏訪市が全国に誇る二大花火大会のうちのひとつがこの9月の「全国新作花火競技大会」というわけです。
この新作花火で今年の諏訪湖の花火も終わりだなといった感じです。
そんな「全国新作花火競技大会」に行ってきたので紹介します。
全国新作花火競技大会 とは?
「全国新作花火競技大会」とは、その名の通り全国から集まった花火師さんが新しく作りあげた花火を打ち上げ、その美しさを競う大会です。
打ち上げ総数は1万8000発(2018年)
今年の人出は約30万人でした。
普通にきけばなかなか大きい規模の花火大会なのですが、8月お盆の湖上花火大会が、
打ち上げ総数:4万3000発(2018年)
人出:約50万人
なのでどうしてもそこと比べてしまうと、諏訪人からするとお盆がメインで9月の新作がサブみたいな扱いにはなってしまいます。
プログラム的には、オープニングがあり、25人の花火師さんが順にあげていく途中に、スターマインを挟みつつフィナーレの水上スターマインを迎えるといった感じです。
では実際に見に行った当日の感じを写真を交えつつ紹介していきます。
良い席で見るには場所取りから
やはり花火をちゃんと座って見るには席取りが大事です。
今年は2,500円でチケットを取り湖畔でゆっくり見ることにしました。しかし席が決まっているわけではなくエリアのチケットなのでエリア内の場所取りをしなければいけません。
ということで花火大会の開始は19時なのですが、最寄りの上諏訪駅に着いたのは14時15分くらい。エリア席の開門が15時なのでそれに合わせて向かいました。
そんな普段見ないような光景を見ながら湖畔へ向かうと、それでも時間前から門の前には列が出来ていました。
新作花火を席で見るのは初めてだったので、やばい席取れるかと思いながら列に並び中に入ると、まさかのスペース空きまくり。
ここからほとんど人が増えることもなく悠々と見ることができました。雨だったというのもあるかもしれませんが…
近くの居酒屋で飲んだりしながら空き時間を潰します。外出可能時間は15:30から、18:00までには席に戻ってくるようにとのことでした。
湖畔に泊まってる人はいいなーと思いながら、宿を見上げます。花火大会の日の近くの宿はその年に泊まった人が翌年分の予約もしてしまうなんて言われていてまったく予約が取れないそう。取れたとしても当日は値段も破格になっているので10万以上はするとか。
新作花火大会開始
直前まで降っていた雨も花火大会が始まると同じくらいに止みました。
新作花火というだけあって、斬新な花火があげられていきます。迫力はそこまでないにしても、毎回違うので見ていて飽きません。
写真を撮るにも色々な花火があるので楽しいです。審査はできませんがパンフレットの中に点数を付ける欄があったりするので自分たちであれがよかったとか言いながら楽しめます。
しかし残念だったのは、序盤の花火が雲と煙で全然見えなかったこと。
序盤はずっとこんな感じでした。
大きな花火が雲に隠れる度に客席からは「あー…」と落胆の声が聞こえてきます。諏訪湖の花火は煙の捌けが悪いので花火が隠れてしまうことが難点です。それは風向きにもよるんで完全に運ですが。
あと新作花火は花火の構成が変わっているのでどのタイミングできれいに咲くかが分からないところがシャッターチャンスを逃してしまうことが多くカメラマン泣かせです。普通に見ている分には展開が読めないから面白いんですけどね。
25人の花火師さんによる競技花火とスターマインが終わり、新作花火大会のフィナーレは「水上スターマイン <Kiss of Fire>」です。
これはお盆の花火大会でもやっている諏訪湖ならではの名物花火です。湖面で半円の花火がひらきます。
やはりこれぞ諏訪湖の花火といった迫力でした。
今まで静かだった新作花火もここでは諏訪湖の本気の爆発花火を見せてきます。
以上2時間弱で花火大会は終了です。
帰って真澄をのんで諏訪をさらに堪能して、この日は終わりです。
お盆の花火大会との違い
お盆の花火大会とこの新作花火大会の違いは、お盆は数で勝負、新作花火は質で勝負と言った感じです。
お盆の花火はとりあえずめちゃくちゃ打ってきます。狂ったように打ってきます。それが迫力となって見るものを圧倒します。
それに比べ新作花火は開催時間は同じでも打ち上げ数は半分以下、花火をよく見せるためにお空の掃除の時間を長めにとります。(それでも全然掃除できていないんですが…)それだけ一風変わった見せる花火にこだわっているので写真を撮る人にとっては新作の方がいいのかもしれません。
何より新作花火は人が少ない。有料席でしたが余裕がありましたし、ゆっくり見ることができます。当日券もでていました。
お盆の花火はそう簡単に席はとれないのでそこの違いは大きいです。
それでもやっぱり迫力はお盆の花火の方がすごいのでどっちをとるかと言った感じです。
総じて諏訪湖の花火はすごいです。
あまり他の花火大会は見たことがないんですけどね。
よかったらお盆の「諏訪湖祭湖上花火大会」、9月の「全国新作花火競技大会」どっちも見に行ってみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
以上「今年の花火締め、諏訪湖新作花火大会行ってきました。」でした。